掛ふとんに求められるものとは?


◆保温性

寝装内最適温度は33℃

±5℃です。掛ふとんは外気温と体温の調節をしています。寝庄内は1年中同じ状態が理想と言われます。暑すぎても寒くてもいい眠りはできません。


◆吸透湿性・発散性

寝装内最適湿度は50%±5%です。人は睡眠中コップ1杯半の汗をかいています。湿気が溜まると蒸れて不快になり眠りが浅くなります。乾き過ぎると肌寒くて眠りを妨げます。


◆軽さ・軽量性

掛布団が重いと、心臓や身体が圧迫されるので血流が滞り、脳梗塞や心筋梗塞を招きます。又筋肉も重さを支えて休むことができなく疲労がたまります。掛ふとんは軽いことがとても大切です。


◆かさ高性

保温も透湿も空気層が必要です。寝返りに伴い空気が流動することにより湿気や体温が調整されています。ふくらみのある掛ふとんは空気層がたくさんあります。


◆ドレープ性

人は一晩で20~30回寝返りをしています。身体の圧迫点をなくし、血流を促すことで身体の疲労を軽減しています。ドレープ性は寝返りをスムーズにするためにとっても大切です。



掛ふとんは空気のように軽く、保温性と吸湿、発散性が求められます。寝床内気候が温度33℃、湿気50%前後を維持できると「いい眠り」ができます。今ある素材の中では「羽毛布団」が最適と思えます。年齢によっても重さに対する抵抗力は違います。ご自分の年齢や生活状況、眠りに合わせた掛ふとんをお選びください。素材別特性をご紹介します。

◆掛ふとんの素材別比較


種類 木綿わた 絹わた 合繊わた 羊毛綿 羽毛
 概要

天然植物繊維、

綿花を製綿して

作られた綿状

蚕糸,繭を伸ば

し重ねて綿状に

したもの

石油、石炭が

原料。ポリエ

ステルが主流

 動物繊維、羊の

毛を綿状に加工

したもの

ガチョウ、アヒル

水鳥のダウン羽毛

を中材として使う

保温性

◯◯

◯◯◯

◯◯◯◯

◯◯◯◯◯

吸透湿性 ◯◯◯ ◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯
放湿性 ◯◯ ◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯

かさ高性

◯◯ ◯◯ ◯◯◯◯◯
ドレープ性 ◯◯◯◯◯ ◯◯ ◯◯◯ ◯◯◯◯◯
軽さ ◯◯◯◯ ◯◯ ◯◯◯◯◯
耐久性 ◯◯◯ ◯◯ ◯◯◯◯◯

手入れが容易

◯◯◯◯◯ ◯◯◯ ◯◯◯
価格の手頃さ ◯◯◯◯◯ ◯◯ ◯◯◯◯◯ ◯◯◯
リフォーム ○○○○○ ○○○○○
適している用途 掛・合掛・肌掛 肌掛 掛・肌掛 掛・合掛・肌掛 掛・合掛・肌掛
 
   

注:各素材の質や素材のミックス割合などにより多少変動があります。  評価は【西川産業、in life】に当店の経験値をプラスしました。