年齢別良い眠りができるおふとんの選び方!

睡眠は年齢によって変わります


🔷年齢によって睡眠時間は違うの?

🔷年齢別睡眠の質:ノンレムとレム睡眠の割合

🔷年齢別入眠起床時間と寝床時間の比較

🔷若年層と高齢層の熟睡比較

注:掲載資料はいずれも厚生労働省健康局ホームページ eーヘルスネット「高齢者の睡眠」より

🔷いい眠りのリズム

🔷良い眠りと悪い眠りのリズム

 睡眠時間や熟睡度は年齢により変わります。一般的に子供のころは睡眠時間が長く熟睡度は浅く、眠り続けることで身体の成長とリフレッシュを補っています。成人になると一定のリズムが確立され決まった睡眠時間で身体と脳をリフレッシュしています。高齢になると睡眠時間は短くリズムも浅くなります。又睡眠度は個人差もあります。3時間で足りるショートスリーパー、10時間以上眠らないとリフレッシュできないロングスリーパーなどです。

 平均的には働き盛りの年齢層で7~8時間睡眠を取ることがベストというのが睡眠研究者からの提案で、様々な研究結果から実証されてきています。

 「疲れたから眠る」は今では悪い睡眠と呼ばれ、明日のため、もっと自分の人生を豊かにするために「睡眠の質を高める」眠りを大切にする人が増えてきています。

 睡眠は生きているものすべてに必要不可欠なものです。人は二本足で歩き、脳を発達させ他の動物とは生活環境を変えてきました。ですから動物のようにそのままで眠ることができません。寝室、寝具、温度・湿度管理、騒音・光・空間など様々熟睡のための環境が必要になります。

 おふとんはなくてはならない大切な睡眠の道具です。

毎日、生まれた時から永遠の眠りにつくその時まで、一生おふとんはなくてはならないもの(道具)です。

 


いい眠りは家族が幸せになります!




赤ちゃん!3歳までの眠りで人生が決まるってホント?



🔷赤ちゃん眠りの特徴

赤ちゃんは浅い眠りを繰り返しています。又、汗や体温変化を自分で調節できません。もし夜泣きやぐずぐずが多いなら、おふとんが赤ちゃんの眠りに合っていないから?と考えてください。一日寝ているようですが睡眠度は浅いので少しの音や刺激で起きてしまいます。さらに自分では何もできないわけですから、保護されている環境を本能的に求めています。安心して寝ていられる環境が赤ちゃんの眠りには必要なのです。

 赤ちゃんは眠ることで成長しています。特に生まれてから3年の間に身体や脳が著しく発育されます。眠りが浅いと発育不良状態が続き、障害が残ることがあり、この3年間の眠りは、その後の人生に大きく左右されるといわれるほどです。泣くことで意思表示している赤ちゃんの声に耳を傾けてください。十分な睡眠がとれているときはご機嫌がいいはずです。


🔷おふとん選びのポイント

 汗が多いのは身体が小さいのに汗腺は大人と同じだから。湿気蒸れは赤ちゃんの眠りを妨げる最大の要件です。吸湿力のある素材、モノの認識を口でするのは赤ちゃんの特徴。なめても安心な素材は大切です。

 生まれて間もない身体は骨や筋肉が柔らかいので、敷布団はしっかり支えてくれる硬めのものが必要です。うつ伏せ寝は危険を伴うので今はあまり進められません。またベビーサークルは隙間に手や頭が挟まれる事故が多くなっています。とにかく最大の安心を備えましょう。できれば寝入った後は一人寝をおすすめします。赤ちゃんの安全に、お母さんの不眠解消にも大切です。


🔷お勧めのおふとんは

 昔ながらのもめん綿のおふとんをお勧めしています。敷が柔らかいと心配の場合は固綿入りの羊毛敷もご用意しています。

 市販のベビーセットは中綿はポリエステルなどの化繊綿が主流です。お洗濯やほこりが出ない便利さはありますが、湿気や蒸れ対策が充分でなく、保温力にもムラがありお勧めできません。余裕がある方は「ベビー用羽毛掛」「手引き真綿の掛」は赤ちゃんに体質に最適な掛ふとんです。

 当店お薦めのベビーふとんはサイズが大きめです。昔ながらのサイズを採用しています。約5歳まで使える大きさです。又寝返りが多くなりますので大きめが適当と考えています。



-ジュニアふとんの正しい選び方-



🔷ジュニアの特徴  

なんにでも興味を抱き、すべてを吸収できる身体とこころの成長期、睡眠はとても大切な働きをしています。この時期の睡眠は少なくとも22時前に就寝すること。10時間位は睡眠をとることが推奨されています。

 22時以降に寝る子供さんが一番多い国は日本です。生活の変化や大人の遅寝が影響しています。遅寝は遅起きになり夜型生活習慣になりがちです。睡眠時間が足りないと睡眠不足状態が続くことになり心身の発育に多大な影響が現れます。肥満,発育不全、集中力の低下、キレやすい精神不安定、初潮が早い、老化現象、小児がんなどです。

「寝る子は育つ」ことわざは正しいと先生方も認めているほどこの時期の睡眠は大切です。


🔷おふとん選びのポイントは?

 寝相が激しく布団からはみ出ていることが多い子供さんの眠り!体温が高いので大人が心配するほど厚めのおふとんは要りません。むしろ熱を発散し汗を吸収できるおふとんを選んであげましょう。素材としては木綿や羊毛が向いています。もめんは安価で手頃ですが湿気が溜まってしまいますから、日干しをお忘れなく!お日様によってふっくら甦ったおふとんは、身体をやさしく包んで深い眠りをサポートしてくれます。保育園のお昼寝ふとんは、化繊綿のものから「もめん綿入り」に指定されるようになりました。子供さんがお昼寝できないからです。たった1~2時間のお昼寝でさえそうですから、夜の睡眠はもっと大切ですね。

 


🔷おすすめのおふとんは 

 掛敷共もめん綿が最適です。贅沢ができるなら掛は羽毛でもOK。保温性、吸湿性、硬めの寝心地などもめん綿の特性が向いています。但し日干しは必ず行ってください。おねしょなどで汚れた時は専門業者の丸洗いをお勧めします。枕はバスタオルくらいで大丈夫。綿素材のタオルケットなどを身体に近い部分で使うと汗の吸水が良く眠りが深まります。押し入れに眠るもめんふとんをリフォームして子供さん用に作り直せますよ。おばあさんに相談してみたら?

キャラクターのおふとんはおおむね粗悪な化繊綿が多いのでお勧めしません。キャラクター柄のカバーや小物などを併用することで満足できるようにしましょう。



15~20代の若者に最適なおふとんは?



🔷若者の特徴

思春期!反抗期!新しいことに興味が強く、身体とこころの変化が多く不安定。大人への変換期。活動量が多く分泌物が増え、汗や脂、体臭などで汚れがち。睡眠時間は7~8時間が理想。勉強やスポーツ、遊びに忙しく睡眠不足がち。でも熟睡できる年齢なのでそれほど心配しなくてもよい。

 卒業後は社会人、お勤め、仕事も増え睡眠時間は不規則になりがち、体力がありいつでもどこでも眠れるので「睡眠」を安易に考える年ごろ?無理を重ねていると仕事や健康に影響が表れることを理解しておくことが大切。


🔷おふとん選びのポイント

 汚れやすく洗濯が多くなるので丈夫な素材のものがおすすめ。化繊綿タイプは便利。

 高校生頃になると親の介入を嫌がる。さらに進学や就職で独り暮らしが始まる年頃。

 眠れる頃なので、おふとんに関心が薄い!お手入れが簡単にでき、短時間で熟睡できるもの、身体の大きさに合うものなどがおすすめです。化繊綿の特徴を理解して、季節ごとに自分に合った工夫をするとよく眠れるようになります。

 睡眠のリズムは確立してくるので、寝初めの3時間に深い睡眠をとれるように心がけよう。


🔷最適なおふとんは? 

 掛は化繊綿やもめん綿、普及品の羽毛掛など気軽に扱えるものを!

 敷はウレタンマットタイプが重宝です。お手入れや湿気対策が簡単です。硬めのものがおすすめ。もめん綿は日干しをお忘れなく。枕は洗えるパイプ素材が便利。 廉価タイプは保温や湿気対策に難があります。カバーや敷パットなど吸湿性の良い綿素材などで補いましょう。

 スマフォやパソコンが学業、仕事の必需になる今は、若くても睡眠不足に悩む人は多くなっています。ご自分に適した寝具を使い体調不良を改善しましょう。



結婚から働き盛り40代までのおふとんは?



🔷働き盛りの特徴

 睡眠時間は7時間が理想。仕事も充実してきて、家庭を持ち子育てが始まり忙しく日々を過ごすようになる。経済も体力もあり頑張れる頃、ついつい睡眠がおろそかになりがち。30~40代の睡眠不足が続くと、後年成人病や痴ほう症などの発生率が高くなると言われています。6時間睡眠では不足です。眠れる工夫を心がけてください。


🔷おふとん選びのポイント

 結婚時に寝具を新調していれば10年ほどは快適な睡眠ができます。子育てや生活などで出費が多く寝具に掛ける金額が多く使えない頃です。ご結婚や新築などは寝具を買い替えるチャンス。良い寝具を選んでおくことはその後の眠りが楽になり、睡眠不足を補うことにもなります。ダブルサイズよりはクイーンサイズ、もしくはシングル2組がおすすめ。子供さんとの添え寝も寝付くまで。ご自分の睡眠時間を確保しましょう。

良質素材ならばメンテナンス、リフォームが可能です。買い替えるよりお値打ちにできますのでご相談ください


🔷おすすめのおふとんは?

 睡眠は使うおふとんによって大きく左右されます。金額ではなくご自分の生活や睡眠環境に合うことが大切です。余裕があればオーダーメイドでお一人お一人に合ったおふとんをお勧めします。良質寝具はメンテナンスもできるので長く快眠ができます。忙しい日々、短時間でも熟睡できるおふとんを選びましょう。

掛けは羽毛ふとん、敷は羊毛綿タイプかウレタンタイプがおすすめ。ベッドマットはスプリング系よりウレタン系をお勧めします。



50~60代責任があり充実した人生を送る人のおふとんは?



🔷50~60代の特徴

 会社や社会でも責任ある立場になり人とのコミニューケーションも多くなりストレスが溜まりがち。想像力や体力が鈍くなってきたら睡眠の質が低下してきています。美容や成人病なども心配な年代。睡眠時間は6~7時間位あれば大丈夫ですが、熟睡しないと肌や脳は回復しません。「できるビジネスマンは睡眠を大切にしている」「高価な美容液より睡眠の質」と考える人が増えています。100歳時代今、睡眠や生活のリズムを改善できれば元気な老後が待っています。


🔷おふとん選びのポイント

 子供さんも独立し経済的にも余裕が持てる世代。睡眠へ投資することを考えましょう。できれば寝室をご用意し、熟睡できる睡眠を整えたいですね。老後になってからの環境改造は難しいです。おふとんも少し贅沢を選んでみましょう。眠ることが楽しくなり、深い睡眠は質を上げ、明日のフォーマンスが変わります。


🔷おすすめのおふとんは?

 ただ単に高額なおふとんを購入することではありません。ご自分の眠りに合ったおふとんを選ぶことが大切です。身体に負担をかけず楽な状態で寝れるおふとんがピッタリ合ったおふとんです。専門店でじっくりご相談してお求めになることをお勧めします。身体や体調が変わりやすい年齢ですから、使った様子によっておふとんの状態をフォローしていくことが大切です。それができる専門店を選びましょう。



70代以上第二の人生を謳歌したい人のおふとんは?



🔷高齢者の特徴

 長年お疲れさまでした!定年され第二の人生有意義に過ごしましょう。でもお年を召すと社会活動が減り、身体の機能が衰え始め、睡眠時間は短く約5~6時間で十分になります。眠りも浅くなり夜中に目覚めることが多く熟睡感が少なくなります。お昼寝の時間も長くなりがちです。コロナで閉じこもりが多くなっています。感染対策を取りながら人との交流、身体を動かすことなどを心がけるとぐっすり眠れるようになりますよ。


🔷おふとん選びのポイント

おふとんの扱いが重くて難しくなります。できればベッド、寝室を用意したいですね。いつでも休める場所があると気持ちが楽になります。先が短いからあまりお金はかけたくないの!という年配の方、重いふとんで寒くて眠れない状態を我慢するのではなく、お金を使うなら眠ることを大切にしてみませんか?残りの人生が変わるかもしれません。

 


🔷おすすめのおふとんは?

 寝ていて身体が楽なおふとんが最適です。掛ふとんは軽く、身体にフィットするもの、良質な羽毛ふとんがおすすめ。サイズも体に合ったものがいいですね。猫背など寝姿勢をサポートしてくれる敷やマットは身体がとっても楽になり熟睡できます。辛い低体温や冷え性、体調不良を我慢するのではなく、改善する機能を持つ健康敷ふとんなどを積極的に使うこともおすすめします。