長野県飯田市のふとん屋ー小池ふとん店です。もめんふとんは得意技!65年以上の経験と実績があります。どんなご要望にもお応えできますので、まずご相談ください!昨年は丸いこたつふとんのご注文がありました。割烹や居酒屋さんのイス座布団などもおつくりしています。見積もり無料です、お気軽にお電話ください。

★おふとんの作り方は?

木綿ふとんはこのように作られます

★もめんわたって何?

もめん綿の種類

★おふとんの素材と違いは?

素材別ふとんの特徴

★もめんふとんとは?

もめんふとんの特徴



快眠もめん工房

にほんでは昔から木綿のおふとんが主流でした。ふとん屋さんはもめん綿を用いておふとんを作ること(オ-ダ―メイド)が仕事でした。もめん綿は湿気が多い日本の風土に合っていて、寝汗やムレを吸収し、日干しをするとふっくら乾燥する。これを繰り返すことで毎晩快適な眠りが保てていました。又「打ち直し」という加工をすることで硬くなった綿の回復力を再現でき経済的にも助かっていました。寝具素材の中では数少ない「植物性天然素材」であり、身の回りでも綿素材は多く使われているため「アレルギー反応」が少なく安心して使われています。特に育ち盛りの子供さんにはぴったりのおふとんになります。

玉綿、綿が薄く重なって平状態を巻いたもの。これを広げて何層にも重ねて作ります。当店は昔ながら1玉375gにこだわっています。最近厚めに打って重なる回数を減らす店があるようですが、ボトボトして寝心地が悪くなります

お好み柄とサイズに縫い上げた側地(サテン生地)を下に置き、玉綿を広げ重ねていきます

側地より約1,5倍くらい広げ、綿の繊維が切れないように経、横と組み合わせて重ねます


敷ふとんの場合は玉綿を小さくして中高になるように真ん中へ積み重ねていきます。体重がかかる真ん中部分が落ち着いた状態で平らになるようにします そのため始めはふかふかしすぎることがあります

広げた部分を敷布団の大きさに巻き込み、わた切れがしないように包み込みます 四隅などに神経を使いながら形を作ります

下に引いてあったが側地を巻き返して重ねた綿を中へ入れ込みます


綿がすっかり側地にくるまれました 四隅などへもしっかり綿が入っています

投入口を綴じています この後体を載せる面も綿が移動しないように糸によって綴じます ゴミと言われることがある綴じ糸があるのはそのためです  切れると中綿がよじれたり片寄りますのでご注意ください

出来上がった敷ふとん。三つ折りになっていますが中高になっているのがわかりますか?



当店のもめんふとんはすべて40年以上のベテラン職人の伝統的な技による手作り敷きふとんです。昔から伝えられた技術だから、わたが片寄らないように繊維の向きを変え、体圧分散できるように中高にします。玉綿16枚約6~7キロ位の厚みと重さになります。お使いになる人に合わせて1枚1枚オーダーメイドしています。工場生産の寝心地を無視した安い敷ふとんとはまるっきり違い、寝心地満足が長く持続します。木綿ふとんは日干しとお手入れを行えば長くしっかり眠れるお布団になります。もめん綿はヘタリやすいですがふくらみが少なくなったら、打ち直加工ができます。古いおふとんの再生リフォームができるのも もめんふとんの大きな利点です。新しく作るよりはるかにお安くメンテナンスができますので【エコ】な敷きふとんになります。当店は積極的に若い人にも「もめん敷布団」をおすすめしています。 

◆もめん綿って種類があるの?

A:はい!もめん綿にはテキスタイル用から工業用までたくさんの種類があります。寝具に適しているもめんは腰が強く油脂分の強いインド産が中心です。昔からのもめん綿はほとんどがインド産です。最近はメキシコやアメリカ産の柔らかい木綿も用いられるようになりました

当店が扱うもめん綿の種類

●最高級品:インドガネス産ゼッペルハンドジン綿

【油脂分が多く、腰が強く、繊維が太いので弾力があり復元力に富んでいます】敷や座布団向き。赤ちゃんの敷にはぴったり。落ち着いた寝心地がお好みの方におすすめです。

●最高級品:メキシコ産もめん綿

【繊維が細く長いので柔らかくしなやか】掛、肌掛、こたつ向き、軽くてや柔らかな掛心地です。ベッド用の薄めの敷ふとんにも合います。

●高級品:インド産アッサムチョイスもめん綿

【インド産は繊維が太めで腰が強いので昔からふとん用として使われています】掛・敷・座布団・こたつなどどれにも使えます。以上はすべて綿花(写真参考)ですから打ち直しもできます。もめん綿原綿に化繊の原綿を10~15%混ぜて綿にする【ミックス綿】もございます。ヘタリが少なく軽くなります

●普及品:落ちわた綿80%+化繊綿20%

繊維が不ぞろいで紡績などで使えない状態の未熟綿と化繊綿を混ぜたお値打ちなもめん綿です。通常【座布団綿】として昔から使われています。状態にばらつきがあり、へたりがあります。掛・敷・座布団・こたつなどすべてに用いお値打ちなおふとんになります。


◆もめんふとんの特徴


●綿ふとんの保温性、吸湿性

ポリエステル綿の20倍、日干しによるかさ高性復元性に富んでいます。コットンは繊維が中空の構造となっており、しかも1本1本の繊維が天然のよじれを持ち、適度な弾力性を創り出しています。吸湿した湿気をこの中空にため込んでいきますので、そのままでは濡れた雑巾のようになり、弾力性や保温性が損なわれてしまいます。そのために頻繁な日干しによって強制的に排湿が必要になります。日干しをするとふっくら回復して、吸湿性と保温性を高めます。


●もめんわたの種類

一般的には、寝返りをうちやすい適度な硬さとクッション性持つインドやパキスタン産のデシ綿(繊維が太く短いもの)が多く使われてきました。

最近掛ふとん用に繊維が細くて長い特徴を持つメキシコやアメリカ産などの綿花が使われるています。綿100%重いので、最近は軽くて柔らかいふとんが好まれるようになり、ポリエステル原綿をブレンドした【ミックス綿】が作られています。

 硬めで落ち着いた寝心地は綿100%の敷ふとんに、柔らかくふんわりした寝心地はミックス綿がおすすめ。どちらもお好みで使い分けています。


●綿ふとんの種類

用途別にみると、掛ふとん、敷きふとん、座布団、こたつ布団などがあります。

掛ふとんには、冬掛、夏掛、肌掛ふとんがあります

敷ふとんには、冬用、ベッド用の薄いものなどがあります.

サイズも赤ちゃん用、キッズ用、大人用などシングル、セミ、ダブルどのようなサイズや巾でも作れます。

座布団には、通常の部屋用、お客用の座布団、お昼寝などができる長座布団、椅子などに使う小座布団など、こたつ布団には、通常のこたつ掛ふとん、下敷用のこたつ敷きふとんなどがあります。


●綿ふとんの使用期間

 

使用しているふとんが日干ししてもかさが回復しなくなったら、打ち直しをする時期が来たと考えてください。良質の綿花を用いた綿ふとんは、打ち直しや丸洗いをしながら使うと,10年くらい快適にお使いいただけます。



●綿ふとんの打ち直しについて

綿ふとんの打ち直しは、長期間使用して硬くなったわたを機械で解きほぐし、ふっくらよみがえらせる加工です。ゴミや傷んだワタを取り除きますから、量が減ります。新しいもめん綿を追加する場合と、ポリエステル原綿をブレンドして加工する(ミックス綿にする)場合があります。お使いになる人の好みによってどちらもできます。ふとんの側地も新しいものに替えて仕立て直します。

打ち直しの時期は一般的に言って掛ふとんで5年くらい、敷きふとんで3年くらいが目安です。打ち直しの回数は2回くらいが限度です。


●クリーニングは?

 

現在は綿ふとんは「丸洗い」することができます。家庭での丸洗いではなく、専門業者による専用の丸洗いになります。水によって中まで洗いますから、汚れや汗による塩分、雑菌などを洗い流すとともに、付着したダニを死滅させるなど衛生的にお使いいただけます。


●日常のお手入れは?

天気の良い日には、午前10時から午後3時位の間に片面2時間、両面日に干してください。吸湿した湿気を放出して、ふっくら蘇り、弾力性、保温性を取り戻します。日干し後おふとんをたたくのはやめましょう。繊維が切れてほこりになるだけです。

 

カバーはこまめに洗濯してください。